HUAWEIのEyewearを半年使用して手放せないアイテムになったよ!というお話

目が悪い人にとって眼鏡は身体の一部です。そんな私は生粋のド近眼で、おまけにアレルギーで直ぐに充血してしまう為、スポーツや眼鏡が邪魔になる場面に限ってコンタクトレンズ、普段は眼鏡を常用している生活を送っています。
邪魔な存在であるにも関わらず、決して外すことの許されない眼鏡にスピーカーが搭載され、スマートフォンと連動させることによるイノベーションが衝撃的で、HUAWEIのEyewearを購入して僅か半年で手放す事の出来ないアイテムになってしまったので、是非みんなに知ってほしいというお話です。

HUAWEI Eyewear

デザイン

正面

ブラックを基調としたシンプルなセルフレームデザインで、大きめのレンズが特徴です。フレーム部分とレンズ部分は別パーツになっていて、取り外す事ができます。
とはいえ、レンズ部分のパーツを単体購入することはできない為、取り外せることによるメリットは今の所ありません。将来的にレンズ部分のデザインが増えて、パーツ単体で購入することが出来るようになれば、気分によってデザインを変えたりという事も出来そうです。

右側面
左側面

ツルの部分にはスピーカーとマイクが内臓されている為、太めの野暮ったいデザインになっています。おくれ毛やモミアゲが長い人が着用する分には隠れてしまうので問題になりませんが、ショートの人は意外に気になってしまうかもしれません。
太いツルによる装着感については、意外と悪くないという印象ですが、同価格帯の高額な眼鏡フレームと比べると見劣りしてしまいます。ツルの部分が精密機器であるがゆえに、掛け心地の調整ができないので、合わない人にはトコトン合わない可能性もあります。

また、ツルの部分はワイド方向にも太めになっている為、バイクに乗っていて、ジェットヘルメットやフルフェイスヘルメットを使用している方とは相性が非常に悪いです。。眼鏡用のスリットがあるヘルメットを被る場合でも、こめかみが締め付けられて痛くなってしまいます。
私はバイクに乗る時はこれまで使用していた眼鏡に掛けかえるようにしています。

付属品①:眼鏡ケース

眼鏡ケース

OWNDAYS購入モデルには専用のソフト眼鏡ケースが同梱されています。ダッフコートで使用されるウール生地で作られています。

付属品②:充電コンバータ

充電コンバータ

充電コンバータは専用の二股ケーブルが同梱されています。MagSafeのような磁石が内蔵されていて、端子部分に吸着するような構造になっています。逆側はUSB-Cのメス端子になっていて、一般的なUSB-Cケーブルを接続して充電を行います。
ただし、USB-Cのケーブル、コンセントアダプタは同梱されていない為、用意しておく必要があります。

充電方法

眼鏡と充電コンバータを接続した状態

フレームのツルの先端が電子接点になっていて、充電コンバータの二股の部分が磁力で吸着することで給電を行います。
磁力は弱めで、少しの力が加わっただけで外れてしまうため、充電出来ていなかった!という事が起こりがちです。

ケースに収納しながら充電可能

付属の眼鏡ケースと充電コンバータの組み合わせであれば、ケースに仕舞った状態でも充電できるような配慮がなされています。

購入方法によるデザインの違い

OWNDAYSとAmazonで併売されており、両者で別々のバリエーションのフレームが用意されています。
しかし、明らかに男性向けのデザインになっていて、女性が付けるには少々勇気が必要です。実際にOWNDAYSの公式ページには【性別:MEN】となっている事から男性がターゲットになっている事は明らかです。

OWNDAYS販売モデルはスクエア型とウェリントン型の二種類のフレームタイプがあり、それぞれ黒とグレー(クリア)の二色展開になっています。さらに、別売でフレームに磁石で取り付けるタイプのスナップレンズが用意されていて、偏光グラスに対応させる事も可能です。

Amazon販売モデルはウェリントン型、ボストン型、ハーフリム型の三種類のフレームタイプがあり、カラーは黒のみとなっています。ただし、OWNDAYS販売モデルでは存在したスナップレンズには対応していません。
Amazon販売モデルはフレームのみの販売になっており、度付きレンズを入れる(有料)為にはOWNDAYSの店舗に行く必要があります。


また、Amazon販売モデルにはツルの部分に「HUAWAI」のロゴマークが印字されている為、好みが分かれるところです。

購入したときのお話-1

私は眼鏡という生活の中で長時間身に着けるアイテムに関して実店舗で確認せずに購入するという選択肢は無く、Amazonではなく、OWNDAYSの実店舗で実際にフィッティングして購入しました。
OWNDAYSの店頭で実物を初めて見た時の印象は「フレーム大きすぎ!」でした。OWNDAYS × HUAWAIの公式ホームページを見ても、着用している男性モデルに対してHUAWEI Eyewearの大きさのバランスは明らかに違和感を感じます。大きめの眼鏡を着用する人が最近増えてきているものの、実際に試着した自分を鏡で見た時には、購入を躊躇しました。そんな時に店員さんに声を掛けて頂き率直な意見を聞くと、「自分自身だと、こういうデザインしか似合わないという先入観で見てしまいがちですけど、他人から見ると意外に似合っているんですよ。お客様も大変似合っていますよ。」とのこと。確かに、既に購入して4か月経っているいる訳ですが、見慣れてしまった現在では何とも感じなくなりました。
結果的に私はOWNDAYS販売モデルのスクエア型・グレーを選択しました。選べるフレームの中でより小さく見える方を選んだ形です。

音質

HUAWEI Eyewearを掛けた時に、丁度耳の上の位置にスピーカーが配置されています。イヤホンやヘッドホン等の閉塞された状態から発せられる音とは違い、据え置きのスピーカーからなっているような開放された音が耳の周りに広がります。静かな空間で聴いていると、「え!音漏れしてるかも?」と心配になる程です。
【音漏れ防止ホール】なる技術が搭載されていますが、残念ながら音量レベルに応じた音漏れは発生します。周りが騒がしければ、音量レベルを上げなければ音楽が聞き取りづらく、結果的に音漏れが大きくなるというジレンマに陥ります。

音声通話の際はカクテルパーティ効果により、周りが騒がしくとも音量レベルを抑えた状態でも会話が成立します。ノイズキャンセル機能付きのマイクが2基搭載されている事もあって、通話相手にクリアな声を届けられる点も高評価です。

購入したときのお話-2

「ほかの眼鏡は見ておられなかったように見受けられたのですが、こちらの商品が目的でご来店いただいたのですよね。結構音が凄いので、是非、聞いてみてください!」
HUAWEI Eyewearを目的に店頭に赴いた事は見透かされているようで、フィッティング用の眼鏡とペアリングされているスマートフォンから音楽を流してもらいました。
・・・
・・・
小気味よい洋楽が耳の周りに響きます!
確かにこれは凄い!普段から使用しているイヤホンのような耳の中限定の音ではなく、自分の周りにスピーカーがあって、そこから音が鳴っているかのような広がりのある音が響きます。音漏れどうこうの話ではなく、普通に店舗のBGMが聞こえているような錯覚にすら陥りました。なにより、耳を塞いでいないから店員さんとの会話もしっかりと耳に入ってきます。完全な外音取込とはこの事です。
フレームが大きすぎる問題があるにせよ、とにかくこの眼鏡が欲しいと思いました。

音漏れとAirPodsとの併用

耳の外部から音が発せられる構造上、音漏れは当然発生します。オフィスの様に稀にコピー機や業務会話が響く程度の環境であれば音量50%あたりから対面の人に音漏れが確認できます。仕事中にこっそり音楽やラジオを流そうと思えば音量30%程度に留めておく必要があります。
音漏れがある以上、公共交通機関等の特定の場所での使用は控えるべきです。そうなると必然的にAirPods等のイヤホンも併用する必要性が出てきます。
その場合でもストレスフリーで併用可能で、基本的には後から着けたデバイスへ自動的に切り替わります。
私はiPhoneとAirPodsProを使用してる関係でiOS端末での解説となります。

後着けデバイスへ自動切換え
  • HUAWEI Eyewearで音楽を聴いている時に、AirPodsProを着けると自動的にAirPodsProからの再生に切り替わります。
  • AirPodsProで音楽を聴いている時に、HUAWEI Eyewearを着けると自動的にHUAWEI Eyewearからの再生に切り替わります。

さらに、HUAWEI EyewearとAirPodsProを同時に着用している場合には、後から再生操作を行ったほうに切り替わります。

後操作デバイスへ自動切換え
  • HUAWEI Eyewearから音楽が流れている時に、AirPodsProでうどん部分を摘まめ(再生操作)ばAirPodsPro側に再生が切り替わります。
  • AirPodsProから音楽が流れている時に、HUAWEI Eyewearの右のツルをダブルタップ(再生操作)すればHUAWEI Eyewear側に再生が切り替わります。

このようにスマートフォンの操作を必要とせずに再生デバイスの切り替えがスムーズに行う事が可能な点は非常に便利です。

マルチポイント

HUAWEI Eyewearは2台までのマルチポイントに対応しています。
間違われがちなマルチペアリングは複数の機器にペアリングが可能ですが、接続は1台までで、接続する機器を切り替えながら使用する方法です。
対して、マルチポイントは文字通り複数の機器に同時に接続が可能な方式です。具体的にはスマートフォンとPCに同時に接続可能で、スマートフォンで動画を見ているときにはその音声が、PCでビデオ会議が始まれば自動でPCの音声に切り替わるといった具合です。
ただし、両者の音がミキシングされて聞こえる訳ではない点には注意が必要で、後から再生されたほうが優先されます。

マルチポイントの切替え
  • iPhoneで動画視聴中に、PCでビデオ会議が始まった場合、PC側のビデオ会議音声が流れます。
  • PCでビデオ会議中に、iPhoneで動画再生する場合、iPhone側の動画音声が流れます。

ここが良くない

iOSの音声通知に対応していない

Andoroid端末ではスマートフォンに入ってきた通知はHUAWEI Eyewearから再生可能なようで、LINEやニュース等を音声で読み上げる事が可能です。しかし、iOS機器に限った話で、iOSでの通知の音声再生はApple純正のイヤホンに限定されている為に、HUAWEI Eyewearでは読み上げてくれません。

フレームのデザイン

前述した通り、やはりデザインが男性向けである点は残念なところです。既に見慣れてきたとは言え、妥協して選択している以上、華奢なデザインや細身のデザインがあれば、絶対にそちらを選択しています。ソリッドカラー、クリアカラーを含めて黒一択というのも残念な点です。

充電方式

充電には純正の充電コンバータが必要な点も残念なポイントです。音楽を再生していると体感的に5時間程度しかバッテリーが持ちません。対策として予備の純正ケーブルを購入して職場の置いており、昼休憩に充電しています。今時であればUSB-Cが直接本体へ接続可能であるべきです。

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